健康豆知識② 肥満と睡眠

現在、太り気味でダイエットしている方、運動している方、いろいろいらっしゃると思います。
カロリー計算も大切ですが、睡眠は肥満と関係があります。

そもそも「生活習慣病と睡眠」の関連が証明されています。
高血圧、糖尿病には 7時間
高脂血症 6時間
メタボ 7時間
が、ベストな睡眠時間と言われています。
つまり、寝不足は体に悪いけど、寝すぎも悪いということです。
実際、6日間4時間睡眠で実験をしたところ、耐糖能が低下したというデータがあります。
また、眠りが浅い人も耐糖能したというデータがあります。

さらに、睡眠不足では太りやすくなることが分かってきています。
それはグレリンやレプチンという食欲に作用するホルモンが関係しています。
グレリン (ghrelin) は、胃から産生されるペプチドホルモンで下垂体に働き成長ホルモン (GH) 分泌を促進し、また視床下部に働いて食欲を増進させる働きがあります。これは抗肥満ホルモンであるレプチン(leptin)に拮抗しています。
これらのホルモンの分泌が睡眠不足により増減することにより、睡眠不足状態では食欲増進、満腹感が減少すると言われています。


 皆さま、ダイエットに精を出すのもいいけれど、睡眠時間を見直してみたらいかがでしょうか。