ストレスチェック義務化法案参議院通過

今日はボサノバをかけながら仕事の合間にブログを書いてます。
東京は今日はすっかり、春らしい陽気でコートもなく軽快に動け、気持ちいい一日でした。
新年度の最初の授業も無事終わり、昼にはテラスでランチしました。
これから益々気持ちいい季節がやってくると思うと気持ちが明るくなります。

ところで、昨日4月8日労働安全衛生法改正法案が参議院通過しました。
以下参照
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/koho/186/keika/ke2700069.htm

そこで、今日は1月の日経の記事を紹介します。

日経電子版より
厚労省、「心の病」検査は義務化 中小企業で遅れ
2014/1/22 1:09  労働安全衛生法の改正案には、全企業へのメンタルヘルス対策の義務付けも盛り込まれる。全従業員に年1回、医師か保健師による「心の病」のチェックを実施しなければならなくなり、企業にとっては負担が増える。
 厚生労働省は「何をするのも面倒だ」など疲労や憂鬱感など10項目程度の質問票をだす見込みだ。状況次第では医師による面接指導を実施し、必要な措置を講じなければならない。診断結果は従業員の同意なしに企業に通知することを禁じる。
 コストは従業員1人当たり、350円程度かかる見通しだ。大企業を中心に、メンヘル対策は広がっているが、中小企業では普及が遅れている。厚労省の調査では全従業員にストレスチェックを実施している企業は全体の12%程度。法律が施行すれば、大半の企業が対策を迫られそうだ。
 メンヘル対策を義務化する法改正案は民主党政権時代の2011年に国会に提出されたが、12年末の政権交代で廃案になっていた。

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以上にあるように、法案は2011年に国会に提出されてから廃案になっていました。様々な学会からの意見(反対意見)もあるなか、「ついに」参議院通過したのです。
記事によると、従業員一人あたり350円のコスト増になります。しかし、ストレスチェック実施機関によって価格はまちまちです。
健診機関、民間のEAPが実施するなど様々なサービスが出てくると思います。
すでにメンタル対策は大企業で広がっておりますが、新興企業や中小企業ではまだ手が回っていないのが現状です。
ストレスチェックの結果を受けた社員が産業医保健師と面談することになれば、そのコスト負担もあります。
折角お金をかけるなら有効に活用し、結果を出したいですね。
費用対効果の高い、メンタルヘルス対策ができるよう、私自身もバージョンアップしていきたいと思っております。