話し方の印象について:オネエ言葉は効果的?!

今日は雨が降っているせいか、ちょっとのんびりした気分の一日でした。
今夜はボルドーの2009年をいただきながら、木曜なので少し週末前夜気分で、香港映画ウォンカーワイの「花様年華」を流しながらブログ更新してます。

昨日、さんまさんの番組に安藤美姫さんが出演するとのことでTVをつけてみました。
普段はあまりバラエティー番組は見ないのですが、以前私のお世話になっている教授が
「ドラマは仕事のために見る」とおっしゃっていたので、時々ニュース以外も見ることにしてます。
それに、私は高校時代に少しですがフィギアスケート部に在籍。
今は無き品川プリンスのスケートリンクユーミンの曲に乗ってよく滑っていました。
そんなわけで安藤美姫さんなら、と見たのです。
安藤さんが悩みを相談という設定だったのですが、「冷たくみられる」とのこと。
話し方もサバサバしていて、怪我をしていて、それをインタビューで伝えても「言い訳」と取られるとのことでした。
ちょっと・・・・私と同じ!と思いました。
私も、理論的に必要なことを「サクッと」応え、相手が望むことを「だらだら」と応えるのではなく、簡潔に答えるタイプなのです。
母親も無駄なことをいうタイプではないので、それが普通と思っていました。
しかし、母と私が違うのは、「印象」。
母は、「お嬢様育ちでいいところの奥様」に見えると昔はよく言われてましたが、私自身は大学時代から「お嬢様には見えない!!」とよく言われました。
やんちゃで、かつストイック、だったことが一因かもしれませんが、話し方も大きな要因だったかもしれません。
母は、情感を込めてゆっくりと話します。以前、テレビがない時代、昭和30年代にはラジオドラマというものがあったそうですが、その声優にスカウトされたそうです。
一方、私は・・・というと無駄のない話し方。
それはメンタルの女性外来を始めさせていただいた頃に、大変気を使ったことでした。
スパッと、これはこうで、あれはああで・・などとサクッと理論的に話す方が自分にとっては自然なのですが、それは学会ならいいのですが、一般的な患者さんからみれば、「取っつき難い女医」になってしまう。
女性外来を始めて7年。
ふと気を抜くとサバサバした自分がでてきそうになります。
しかし、それを好む方は特に女性では一部。
「ひと呼吸してから、ゆっくり話す」「患者さんの背景を楽しむつもりで話に入っていく」こんなことを気を付けながら日々進歩しようとしてきた気がします。
以前、私たちの仕事は、主役ではなく「伴奏者」と師匠に言われたことがありますが、患者さん、相談者が主役になれるような話し方を心がけてます。
尾木ママが「オネエ言葉で話したらいいのよ〜」とアドバイスしてましたが、確かに、「オネエ言葉」に通じるところがあるのかもしれません。