婚活に忙しい日本人、恋愛に忙しいフランス人

昨日「世界ふしぎ発見」でホワイトデーだからか、フランスやイタリアの恋愛をテーマにしていました。
簡単にいうと、どうしたら女性にもてるか、という話。
最近、どうしたら、女性に好かれるか、女性が男性に求める条件、など、女医として意見を求められることが度々あります。
フランスにいたせいか、逆に「どうして一人でいられるのか、寂しくないのか、退屈しないのか」と質問したくなります。
出会いがないという言い訳?が聞こえそうです。
確かに、パーティなどパリでは頻繁にありました。でも東京でも、知人が盛んに合コンしているのを見ると機会がないようには見えません。
女性の視点でみると、最近の日本人男性がモテない理由の一つに「自意識過剰」であることがあると思います。
「きれいにしてないとモテない」「おしゃれしないとね」「エステに行って頑張ります」
女性にモテたい男性からよく聞く言葉です。
欧米の男性は自分がかっこよく、という意識以上に「女性を褒める、喜ばせる」ことに長けてます。
以前、私の男性の友人がダンスを習いに行ったところ「女性の額縁になるように」と指導されたそうです。
そんな感覚の男性、日本ではめったに見かけません。
団塊の世代以前の男性のほうが、女性との話術や女性を褒める技や度胸をお持ちの方が多いかもしれません。
dot.asahi.comより
パリでは中学生ぐらいの男の子たちでも女性に対する、礼儀や敬意を表現するのが上手です。服や髪型を褒めてくれたり、ドアを開けてくれる、赤ちゃんを連れていたら駅の階段で必ず誰かがバギーを持ってくれる、
自然にそんなことをしてもらっていれば、街角でも出会いがあるかもしれません。
日本に帰ってきて周囲の男性の態度に適応するまで寂しくて物足りなくて慣れるまで少し時間がかかりました。
男性が清潔でおしゃれでかっこいい、のはもちろんいいものですが、男性が思うほどイケメンであることは必要ではなく、ある一定レベルになればプラトーに達し、それ以上頑張っても効果が上がらないのではないでしょうか。
むしろ、「女性を楽しませるとか、大切にしようとする意志があり、それを表現する」
そのような要素をもっと考えてみたらいかがでしょうか。