フランスかぶれが留学に

最近、留学や海外勤務経験のある医師の方々と食事会をする機会がありました。
彼らはハーバード大学院、ロンドン大学の大学院やジュネーブでの勤務経験があり、
私はパリ大学大学院。
ちょっと系統は違いますが、ジュネーブからフランスのブルゴーニュやイタリアへドライブしながらワインを買い付けに
行った話や、海外生活で授業よりもパーティがつらい話など盛り上がりました。
大学時代から「フランスかぶれ」だった私は、仏検を準一級までとりDELF、DALFと言われる、フランスの大学入学に必要な試験を一通り受けました。
大学院入学なのでそこまで必要なかったのですが、研究室で試験管を振るのでなく、向こうの学生として鍛えてもらえるコースプログラムを選んだので
語学は頑張りました。自分としては、国語力の壁にぶつかり、伸び悩みましたが一応、70ページにわたる卒論も書きましたし頑張ってました。
しかし、最近その論文が読めないのです。
自分で書いたのに・・語学力の低下がひどくて。
ちょっとショックでした。
英語ももちろんリハビリが必要ですが、フランス語も・・・。
というわけで、まずは少しずつ、フランスネタで楽しもうかと思って、「Le figaro」という新聞のHPを見たり、
フランスの鉄道地図を見ながら、旅行計画を立てようと胸を躍らせてます。
私の趣味は「フランス映画」。
50−60年代のゴダールトリュフォーの映画が大好きで、ほとんど見てます。
最近忙しくて見てなかったので、まずはそこからフランス語に親しもうかとも。
そんな矢先iPodセルジュ・ゲンズブールのアルバム発見。
「La Javanaise」 は聴くたびにパリの秋の夕暮れのにぎわいの中、
Place Monge (パンテオンの近くのメトロの駅)の小道をプジョーで走り抜けた記憶が蘇りますhttps://www.youtube.com/watch?v=SEB21-KLafw&feature=youtube_gdata_player
私は右岸のVictor Hugoに住んでましたが左岸がやっぱりパリらしくて好きです。
華やかな右岸と芸術家や学者がその道に勤しむ左岸。
「パリの夜はオレンジ色の街燈が酔わせる」とナントから遊びに来た友人が表現してましたが、
私もフランスの他の町、Caen(ノルマンディー)、Tours(ロワール)に長期滞在したことがありましたが、パリのような「酔い」はありませんでした。
パリに戻るとホッとしたものです。セーヌ川が右岸と左岸の文化を分けてますが、どちらもパリです。
そんなことを考えながら、週末は少しワインを飲みすぎて「La Javanaise」を聞きながら、上機嫌になってました。
今夜は娘が寝たらカトリーヌドヌーブの「昼顔」を久しぶりに観る予定です。