OECD諸国における女性就業率、日本24位:本日の日経新聞より


最近女性の就労について興味を持って調べているが、今日の日経にこんな記事があった。
私の産業医経験どおり、第一子の出産後の退職が多いとのこと。
約60%の女性が退職するという。
就労継続の促進要因としては、祖父母の支援などもあげられるが、夫の理解も重要な要素だろう。
日本の男性は概して、子供を妻の手で育てたいという希望が強いように思う。
先日街で偶然高校の同級生に声をかけられた。
彼女は慶応大学経済学部卒業し、銀行に総合職で就職したが、
二人の子供とともに夫の海外転勤についていくとのことで、
今回2回目の退職をするとのことだった。
高学歴女子でも家庭と仕事の選択は自由であるべきだと思うが、私の周囲のいわゆる世間でいうエリート男性は
子育てを妻の手で手厚く、と望む声は多い。
そのため妻の学歴、職歴が高くても家庭に入るケースは少なくない。
また、いわゆる私立の幼稚園では、母親に求めるdutyが多く、実質的に仕事していると入れないようなことも多い。
就労率を上げる政策といっても、最近はこの記事にあるようにパートの就労率が女性の就労率をあげているが、どのタイプの女性就労率を上げていくか、という議論が、今後は必要となるだろう。