上司の苦悩

この春はあっという間に過ぎていった気がします。
短大と大学の授業が前期に重なり、東洋大は今年が初年度となったので資料づくりに毎週追われていました。
二日連続のなれない授業で喉が痛くなったり、と慣れない事へのチャレンジは何かと大変でした。
でも、少しでも自分の可能性を広げるためには、「ちょっと面倒な背伸び」も大切なことだと自分に言い聞かせて頑張っています。
6月も終わりですが、今月に入ってメンタルの不調者がまた増え始めてます。
特に低気圧が来た先週は出社できない人が多かった気がします。
もう少し頑張ってもいいのでは、と思う方から、本当に休養をとって欲しい方、様々です。
産業医が頑張ってとは言いにくいので、主治医の先生から少し肩を押してくださると助かる場合も多いものです。
上司は「雨降っただけでサボるのか!」とイライラしながら相談にきますが、それがメンタルの病気の症状なのです。
上司の気持ちもよく理解できます。上司も中間管理職で上から説明を求められ、同情に価します。
しかし、そこで当の本人を叱ったりしては、振り出しに戻ってしまうのです。なおさら出社できなくなります。
でも上司の忍耐たるや・・・。
最近は部下の相談に来る上司が「そのうちこっちが先生に相談しますよ」と冗談交じりにおっしゃることが増えました。
メンタル部下に対するNG集を押し付けられながら、一人分の業務穴埋めに四苦八苦している上司のストレスケアを真剣に考えています。
当の本人は通院していることが多く、主治医を頼りにできます。
しかし、メンタル部下を持つ上司のこころのケアはまずは産業医しかできないのですから。