睫毛の育毛:副作用の例

先日、友人からちょっとした相談を受けた。
それは今話題のルミガンのこと。
ルミガン緑内障の点眼薬だが睫毛が伸びるという副作用がある。
そのため女性の睫毛の育毛目的で私は処方している。
産業医先でも女性には、私が以前書いたルミガンについての質問をされることが増えてきた。
「本当に睫毛が伸びるのか」と。
しかし、今回は逆の相談だった。
副作用の相談。
この友人は健診で左眼の緑内障を指摘された。
私も産業医としてよく経験するが、会社の一般健診で緑内障が発見されることはよくある。
緑内障は視野が欠ける病気だが、初期には自覚がない。
そこで健診の際に眼底写真により発見されることが多いのだ。
そもそも40才以上の日本人の30人に1人が緑内障なので稀な病気でもない。
(ちなみに緑内障白内障は違います。説明は後日)
皆さんも気をつけてください。
友人は健診で緑内障を発見されたなんて医師の私から見ればラッキーな話だ。
何しろ早期発見で治療効果がかなり違うのだから。
彼は医師の指示のもと治療のため左眼にルミガン点眼を開始した。
しかし、右眼は未だ不要とのことだった。そのため左のみ点眼した。
そして、数ヶ月が経過。
左目の睫毛が明らかに濃くなり、右眼との差が出てきたとのこと。
彼としては見た目が気になるという。
もちろん男性なので睫毛は伸びても伸びなくてもいいがバランスの問題だと言う。
確かによく見ると左睫毛が濃い。
本人の許可をとったので写真を掲載します。
写真では分かりにくいかもしれませんが、実際は明らかに違っていました。
その場にいた女性たちは羨望のまなざし・・・。
私は最近ルミガン点眼サボっていたけど、再開しようかしら・・・。