医療スタッフは女性がいいのか

最近、産業医で女性特有の症状の相談を受ける機会が増えました。
たとえば、何気ないイライラが実はPMS(月経前症候群)で、婦人科で治療することにより軽快するという例もあります。
更年期障害、PMSともに女性ホルモンに関連したものですが、実際のメンタルクリニックの現場では、月経関連とは疑われずに抗うつ薬などで治療されている症例もあります。
PMSにはピルが効きますが、このような方が抗うつ薬だけで治療されていて、ピルを追加したらスーッと軽快していくのを見ると、やりがいを感じます。
ところで、このように産業医が女性だから女性の相談に乗ってもらえて助かる、といわれることが多々あります。
では、他の職種ではどうなのか。本日心理職の方と話をしてみました。
すると、若い男性には男性より女性の方が合っていることが多いとの事。
確かに、私は男性の多い職場で面談することも多いのですが、自分が男性だったらよかったのに、と思うことはほとんどありません。
オジサマ世代から新入社員の男性まで。
むしろ、若い男性でコミュニケーションが苦手、男性だと「甘えるな!」と叱られそう、と思っている方は女性心理職などが相談しやすいのかもしれません。
草食系男子が増えた今、女性医療職のほうがいいのかもしれません。
結論。
産業保健スタッフが女性であることは男女問わずニーズに合っているのでは。。。。