ショーンKさんとお話したときのことについて

今、テレビ、ネットではショーンさんの学歴などの詐称が取りだたされてます。
私も大変ショックを受けました。
以前、Jwaveの番組に呼んで下さったときのことを思い出しました。

初対面でしたので、いろいろと経歴や彼の会社のHPなどを見て準備しました。
素晴らしく派手な経歴を作り上げた方だと感激しました。
さらに、DJ英語を目の前で見て感激し、何でも出来る人っているんだな、と。

記載されていた内容は、大学はテンプル大学ですが、その後ハーバード、パリ大学です。
私もパリ第一大学大学院を修了しており同じですね、
とCM中に話しかけたのに返事がなかったことを今でも覚えてます。
個人的なことに触れられるのが嫌なのかと解釈しておりましたが、こういうこととは想像もしませんでした。
あまりにも派手な経歴と外見のイメージが一致しすぎていて、逆に有り得ないという違和感はありましたが、まさか違っていたとは。
大変苦労なさった方で、勉強家だとスタッフから聞きましたし、私の話をビジネスコンサルらしくまとめるのが上手だと感心してました。

本当に勿体ない、という気持ちでいっぱいです。

ただ、学歴は資格の詐称と違い法的には問題ないようですが、
やはりこれは絶対やってはいけないことです。
学歴を持つ人、または合格できなかった人の努力をどのように感じているのでしょうか。
私自身、高校時代、たくさん遊びたい盛りにひたすら夢を追って勉強してきました。
女子高生としての楽しみを捨ててまでこんな勉強することに意味があるか分からない、と悩む友人もいました。
合格するかどうか分からないなか受験を経て、一つ一つ作ってきたのです。留学も同じです。パリ第一大学では、10科目以上の筆記試験、100ページほどの修了論文を書きました。
よくわからないフランス語との格闘でした。

今回のことは学歴社会の被害者、と表現する方もいらっしゃいます。
もちろん社会で生きる力は学歴だけでは測れないので学歴がない人が成功の機会を奪われることには疑問を感じます。
しかし、学歴がないならないなりに今の時代立派に起業したり、芸能界で成功している人も多くいらっしゃるわけで、それを目指せはいいのです。
数十年前より学歴がなくても明らかにチャンスが増えていると産業医としても実感してます。
学歴がなかったのであれば、学歴以外の部分で勝負する、なくてもこれだけできる、ということで正々堂々と仕事のチャンスを増やして行くべきだったと強く感じてます。

とにかく勿体無いです。。。

http://www.j-wave.co.jp/blog/makeit/archives/2011/09/post_1089.html