老眼で遠くが見えづらい??コンタクトの度数をあげてはいけません!!

よくある話。
人間が老化するときに、最も早く老化を自覚するのが、実は目なのです。
老眼と言えば、「近く」が見えづらくなります。
皆様もそのことはよく実感していらっしゃると思いますし、ご存じですね。
しかし、老眼はまずは調節困難、つまり遠近の切り替えが困難になることから始まり、次第に調節ができない状態、つまり近くが見えなくなってくるものです。
つまり、初期症状では、「近くが見えない」というより「遠くが見えにくい」と訴える患者さんも多いのです。
「コンタクトを強くしてほしい」と希望する方もいらっしゃいますが、そこで強くしたらもっと近くが見えなくなる、眼精疲労の原因にもなるのです。
特にコンタクトをしていらっしゃる方で、PC作業が多い、スマホをよく見る方は35歳を過ぎたころから、コンタクトの度数を下げながら、近くの作業を楽にできるように調節するといいでしょう。
目の疲れにお困りの方は、次回のコンタクト調整のときに検討して見てください。
目がいい、つまり近視がない眼科医の中には30代から老眼鏡をかける方もいるほどです。むしろ軽い近視は便利です。
35歳過ぎたら、遠くが見えないからと言って、決して近視が進んだとは思わないようにしてください。