東洋大学特別講義

本日は、日本臓器移植ネットワーク理事の篠崎尚史先生に特別講義をしていただきました。
私は、普段は非常勤講師として「医学一般」の講義をさせていただいてます。
特別講義のテーマは「移植医療における国際情勢」でした。
私は、研修医時代眼科で、移植角膜の摘出に行かせて頂いたことがあります。
その頃、移植コーディネータや臓器提供を増やすのが如何に大変か、知りました。
今日の授業では、日本の移植件数が国際比較するとかなり少ない実態や
美化されがちな「渡航移植」が国際的にみてどうして問題となるか、
フィリピンの「臓器売買」の実情など、
様々な医学的、社会学的テーマを
紹介して下さいました。
臓器提供する権利、しない権利
臓器提供受ける権利、受けない権利
私たちには、これら4つの権利があります。
しかし、臓器提供しない権利を主張しつつ、臓器提供をうける権利を主張するのは、これは国際的には絶対的タブーだそうです。
臓器提供について、一人ひとりが考えなくてはならないと、改めて思いました。