恐ろしい事実:週末の過ごし方 論文紹介

従業員の週末の不十分なリカバリーが心血管疾患死のリスクとなるか?

フィンランド人の労働者を対象に25年あまり追跡調査したもの。
週末のリカバリーは心血管疾患死と有意に関連していた。
しかし、他の疾患の死亡とは関連していなかった。
週末にリカバリーできたかは、質問により聞いて評価している。
Kivimaki et al(2006) Psychosomatic Medicine 68:402-407
http://www.psychosomaticmedicine.org/gca?submit=Go&gca=psychmed%3B68%2F3%2F402&allch=

週末には充分な休養が必要だと追跡調査で示されたのです!!

週末の回復という意味では、私自身、研修医時代や子供が幼稚園のころは、
行事や母の会の活動により親の参加が多く、夕方からとか、
細切れ時間を利用して仕事を入れていた時期がありました。
ある年に手帳を見たら、丸一日休んだ日が「年間3日」しかないことに気付きました。
こんな人もいらっしゃるのではないでしょうか。
研修医時代に病院が休みのときに日曜日はアルバイトで、それにより生計を立て、留学費用や大学院の学費を稼いでいたのであまり気にしていませんでした。
こんな感覚の医師は多いはずです。
過労死リスクが高まります。きちんとリカバリーできるような休日を持たないといけませんね。
私も、そろそろ余裕を持つべきかと思い、今年から週1日は休むことにしました。
皆様も優勢順位を決めてリカバリーのために休みは取りましょう。