産業医現場の話:SEに注意喚起!!食生活

最近産業医面談のなかで感じていること。
それは、20代のSEの食生活が乱れ過ぎていることです。
この週末、とある会合で大学病院の内科の糖尿病の専門の先生とお話させていただいたところ、この話をしたら盛り上がりました。
というのはプログラムを組んでいるような職種の人は結構まじめでいい人が多い。
しかし、ハードに仕事をしている人が多く食生活が乱れてなかなか血糖コントロールがうまくいかないそうです。
私も、過重労働面談で先週は「一日一食24時に」という人を多々見かけて驚いていた矢先でした。
そのため、SEの行動変容をいかに促すべきか、そんな話になったのです。
奥さんがお母さんのように面倒を見てくださると
会社としても安心していられますが、独身男性の多いこの御時世。
どうしたらいいものか。
寝食忘れて仕事に打ち込むのもいいのですが、あとには大きなツケが…。
20代はどんな生活をしても元気ですし、なかなか血液データに異常が出にくいものです。
しかし、20代の食生活はその後40代以降の健康状態に確実に影響を与えるのです。
そのような話をして説得してます。
さらに、食べればいいと言うのではなく、3食に分散し、深夜は控えめにしないと、確実に太ります。
以前も書きましたが、睡眠時間が少ない人は肥満になりやすい。
そのような状況のもとで、一日一回の貴重なエネルギー源を摂取したらどうなるのか、想像してください。
実際、入社から10年。10−20キロ太る男性も結構います。
(栄養士さんには叱られますが)何でもいいから3食食べる。深夜残業の人は夕方に少し食べておく。
これだけでかなり違いますから、心当たりのある人は実行して見てください。
目標は高く設定しないで確実に守れることからにしましょう。