年始から忙しい毎日:裁量権とストレスについて

気が付いたらもう4日もブログを書いていませんでした。
何かと忙しい日が続いていました。
「忙しい」というとどんなイメージを抱きますか?
現在、私はいろいろとやることが多くて忙しいのですが、
裁量権が自分にありますし、仕事のレベルも自分で選択した上で行っているため、ネガティブな意味でのストレスにはなってません。
むしろ、若干の刺激、責任があるので適度に心身が引き締まりいい気がします。
目標がないまま自宅に引きこもっていたら、何となくテレビでも見ながら、
紅茶とお菓子の毎日が待っていることでしょう。
一方、「忙しい」というと、仕事に追われている!迫られている!というイメージを抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それはがネガティブな意味のストレスになっているということです。
是非、ワークライフバランスを見直して、自分を追い込み過ぎないようにして下さい。
ところで、従業員のストレスチェックの集計の仕事を始めました。
ストレスの測定には様々な指標がありますが、英国の健康安全省(HSE)が公表している職業性ストレスに対する職場における対策を示した「Manegement standards for work-related stress」では、「仕事の要求度、個人の裁量度、職場の支援、職場環境、職場における役割、組織変革」という6つの因子の調査票とその判断基準が提供されています。
個人の裁量度が高いほどストレスが少ないと言われておりますが、
それを加味した調査を推奨し、多くの企業がこれに準じたストレス対策を自主的に実施しているそうです。
つまり、単に、過重労働という、時間量的指標だけでは高ストレス者のスクリーニングには十分ではないのです。
確かに残業100時間超の社員の面談では、不調を訴える方も多いのですが、
残業時間は大したことはなくても、不調を訴える方も多い。
つまり、仕事量だけではなく質も加味しないと、その社員のストレスのもとになる環境要因は把握できないのです。
たとえば、中小企業の社長は、「労働」というタイプの仕事ではないものの「仕事時間が長い」「責任が重い」などというストレス要因が多いはずですが、意外に元気で、魅力的な仕事人生を送っている方も多いものですよね。
つまりは、「コントロールできるストレスは積極的に受ける」のもいいのかもしれません。