職場の心ケアが業績左右; YAHOOニュース

今日のヤフーニュースに上記のような記事がありました。
政府が2012年4月から「ストレス診断」を企業に義務づける方向で
検討しているとのこと。
前々回、EAPについてコメントさせていただいた矢先のニュースでした。
EAPのように職場のメンタル対策を支援する会社は乱立してます。
そこで産業医科大学では認定施設制度を開始したそうです。
最近の産業面談で気になるのは、会社には来れるようになってはいるものの
仕事ができる状態ではないし、仕事を渡してもできない。
無理をいえば、再び出社困難になる。
これは単純にいえば、能力不足の問題である。
これは医師が診る範疇ではないように映ると思いますが、
実際に、コミュニケーション能力を始め業務遂行能力が劣っているために
ストレス過多に陥るパターンが多いので私に紹介されるのです。
「ストレスの強さ」と「個人の脆弱性」と「メンタル疾患の発症」については、生物学的要因である個人の脆弱性が大きいほど、
社会環境要因であるストレスが小さくても発症します。
また、強い人は強いストレスがかかって発症しないものです。
よって、精神的に弱い人、業務遂行能力が劣っていてストレスを抱えている人はメンタル疾患にかかりやすいもなのです。
そこで医療面談の対象になることが多いのです。
では、そのような人にどのように対処したらいいのでしょうか。
病院の主治医は、「日常生活に問題ない」トして特に介入していないものです。
こちらとしては、能力を少しずつ向上させて訓練や、
上司とのコミュニケーションの取り方、叱られた時の対処法など
社会人として初歩的な研修でもしてくれたらと思います。
年長の管理職から見たら「甘えている」と思われるかもしれませんが、
このような社員は叱咤激励して仕事ができるようになるわけではないのです。
うつの復職訓練をしていただける施設はふえていものの
それは休職になったひとだけです。
休職まではしていない、または復職して出社できるものの仕事はできない人に対するセルフケアについての研修は集団研修でもいいので今後重要になりつつあります。