復職認めない産業医が提訴される

https://www.bengo4.com/c_5/c_1234/c_1725/n_4910/

産業医として少しドキッとするお話です。
復職判定は私の日常業務となってますが、
正しい判定は会社、社員両者のためになると信じて行ってます。

中途半端な状態で復職して、再休職になってしまった場合に、
チームのメンバーに迷惑がかかり士気が下がるから復職されては困る、などという会社の都合はありますが、
再休職になってしまったときには社員はどのようか状況になるのでしょうか。
自信低下、周囲にどう見られているか心配になり、抑うつ感が悪化するなど
社員にとって決してよくない状況が多々あります。
そのため復職判定までの間、2-4週間かけて生活リズムを整える、通勤訓練をするなどの準備が必要なのです。
可能であればリワーク施設に通っていただきます。
私は目標を社員と産業医で明確にして、それを達成できたら復職を認める、という手順を踏んでます。
休職中の社員は復職を焦ることがほとんどです。
そこを抑えるのは産業医の仕事ですが、主治医とも連携を取りながら出来ればより適切なものとなるのでしょう。

復職プログラムにポケモンGO?!


あるサービス業店舗スタッフの復職プログラム作成。
メンタル休職で、通常は生活リズム整え、図書館で過ごしてもらいますが、
ジムも散歩も嫌いな引きこもり君を対象にした立ち仕事の訓練にはちょっと…と思ってる矢先、ヒラメキました。
公園でポケモンGOではどうかと。
知らず知らず歩き過ぎます、と私の周囲でも話題です。
自分でも試してます。

長時間のネット使用青年は自殺率が高い

アメリカで15歳から19歳の死因第2位は自殺。
自殺企図の要因分析をした論文だが、
気になったのは、1日にネット使用が5時間以上で抑うつ自殺念慮、自殺企図のリスクが高いこと。
ネット依存まで行かなくとも、ネットに耽るのはほどほどに!がメンタルにいいようです。

http://pediatrics.aappublications.org/content/early/2016/06/24/peds.2016-1420

働く女性のストレスはどんな症状?


メンタルヘルスサービス会社のアドバンテッジリスクマネジメントによると
管理職女性は同男性に比して肩こりを訴える割合が高い、とのこと。
実際に、働く女性のストレスの表れ方、の特徴は 不定愁訴が多いことです。
肩こり、頭痛、めまいなど、精密検査で異常がないため根本的解決ができず相談にくるのです。
日常生活を一緒に見直し、現状の仕事生活を乗り切るための方法を考えます。
大抵は、食生活の乱れや、睡眠不足、運動不足など隠れているものです。
早めのセルフチェックを心がけましょう!

「ビジネスジャーナル」取材

インタビュー記事が掲載されました。テレビではインパクトを求められ理屈っぽい話は嫌がられますがここでは交絡因子の話、そもそも論も挙げて下さいました。

http://biz-journal.jp/2016/06/post_15363.html